早朝の托鉢

概要

 

托鉢はラオスに暮らす仏教徒が何十年にも渡って受け継いできた、伝統的な宗教儀礼です。托鉢は毎朝行われ、地元の人々は通りに並び、僧侶の列に食料、お菓子、現金などを喜捨します。ルアンパバーンの托鉢は東南アジア諸国の中でも最大規模を誇ります。

〔3~10月〕 毎朝5:30~6:30

〔11~2月〕 毎朝6:00~7:00

※雨天決行。時間帯は日の出時間によって変動します。

各寺院の周辺の通り

※大規模な托鉢を見学したい場合は、ワット・シェントーン前、ルアンパバーン小学校前、国立博物館前のメイン通りがおすすめです。

托鉢は厳かな宗教行為です。観光局では伝統文化保護のため、托鉢見学に関する注意事項を設けています。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

・見学は静粛にお願いします。

・僧侶の列から離れた位置(約3メートル)から見学してください。

・以下の行為は固く禁止されています。

― 近距離からの撮影、列を塞いでの撮影、フラッシュ撮影

― 僧侶に触れる、話しかける、並んで歩く

― 大型ツアーバスでの乗り入れ、車や自転車での並走

 

托鉢に参加する場合の注意事項:

・仏教信仰と僧侶に敬意をもってお願いします。興味本位での托鉢体験はご遠慮ください。

・喜捨する人の列に並び、僧侶の列に飛び出さないようお願いします。

・女性はひざまずいた状態で、視線は下に、鉢に手が触れないように喜捨してください。男性は立った状態で行います。

・ノースリーブ、短パン、ミニスカート等、肌の露出度が高い服装での托鉢はできません。女性はシン(巻きスカート)、肩からかける布(パービアン)を着用してください。

托鉢はラオスの仏教徒が何十年にも渡って受け継いできた伝統的な宗教行為です。小さな町に約40もの寺院が点在するルアンパバーンでは、毎朝多くの托鉢が行われています。托鉢は毎朝5時半から、夜明けの静寂の中で粛々と行われ、オレンジ色の袈裟に身を包んだ僧侶と修行僧が鉢を持って通りを練り歩きます。喜捨される食料等は僧侶たちの生活の糧となるため、托鉢を行う地元の人々は早起きをしてもち米を炊き、心込めて食料の準備をしています。そして通りに出て僧侶の列の到着を待ち、自分の前を通りすぎる時に、抱えている鉢に祈りを込めながら喜捨を行っていきます。

静寂に包まれたこの美しい行為は文化的に重要な意味をもっており、ルアンパバーンを訪れる多くの旅行者を魅了しています。旅行者の多くは旧市街のメインストリート(サッカリン通り)上で見学をしますが、地元の人々の営みをより身近に見学するのであれば、見学者が少ないメインストリートから外れた場所まで足を運ぶのがおすすめです。

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