ラオス織物

概要

多民族が暮らすラオスでは、民族ごとに異なる伝統的な柄の織物に出会うことができます。ルアンパバーンのナイトマーケットでは、主にラオス北部に暮らすモン族、カム族、アカ族、タイルー族などの織物が販売されています。

また、近郊の村に足を運べば、地元の女性たちが家の軒先で綿や絹を紡ぐ姿や、織物をする様子を見学することができます。織物の技術は民族の間で伝統的に受け継がれてきているもので、民族のアイデンティティを示す意味としても、村での生活を支える収入源としても、大変貴重な技術になっています。

ルアンパバーン近郊の織物の村

パノム村

ここで作られる織物は、かつて王族が愛用していたことで有名。その技術や伝統的なデザインは、現在でもしっかりと受け継がれています。この村の製品はナイトマーケットでも多く取り扱いされています。

町の中心地から車で約10分。坂道のアップダウンがあるため、トゥクトゥクで行くのがおすすめです。

シェンレック村

半島の先端からカーン川をはさんだ対岸にある村。村には工房兼ショップが立ち並んでいて、お買い物、工房見学、製作体験などが楽しめます。シェンレック村の隣には、楮の木の皮で作る「紙漉き」で有名なサンコン村が隣接しています。

中心地から北バス・ステーション方面へ約3㎞。市内からトゥクトゥクを利用するか、自転車でも行くことができます。雨季は車で行くのがおすすめ。乾季はカーン川にかかる竹橋を使って徒歩で行くこともできるので、ぶらりと立ち寄るのに最適な村です。

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