ノンキャウ・ムアンゴイ

ラオスの原風景に出会う ノンキャウ~ムアンゴイの旅

世界遺産の町中から少し足を伸ばして、ラオスの自然を思いきり味わってみませんか?

ルアンパバーン郡から北に120キロの場所にある、ノンキャウとムアンゴイ(ゴイ村)は、旅なれた旅行者から人気を集めています。最大の魅力は、自然に囲まれたのどかな環境。山、川、畑・・ラオスならではの、自然豊かな原風景が広がっていて、訪れた人はゆっくりと穏やかな時間を過ごすことができます。また早朝に山頂から眺めることができる雲海でも有名です。

ルアンパバーンからはまずはノンキャウへ。ルアンパバーンのバスターミナルから約3時間で、ノンキャウのバス停に到着します。ムアンゴイには更にボートで1時間で到着します。ムアンゴイは昔ながらの暮らしが営まれる、小さな田舎の村。車ではアクセスできません。ルアンパバーンから行く場合は、最低でも1泊2日は必要。今回はゆっくりロングステイしたい方向けに、2泊3日のプランをご提案します。

1日目

1. ノンキャウの町

ウー川のほとりに山々がそびえ立つノンキャウの町は、カメラを構えればどれも画になるほど風光明媚な場所。バックパッカーに人気があるビエンチャン郊外の町「バンビエン」に負けず劣らず美しく、それでいて旅行者がそれほど多くはないため、静かに過ごすことができるのが魅力です。町の中心地に架かる橋からは、スローボートで魚を採る人々の姿や、霧ががかる山の姿を目にすることができます。

橋の東側に位置するサプーン村には、川沿いからの絶景が堪能できるバンガローが立ち並んでいます。また、町中にある旅行代理店では、ジップライン、カヤック、トレッキング、サイクリングなどのオプショナルツアーが申し込めます。

※バス停から中心地までは徒歩約15分。トゥクトゥクを利用すれば5分もかかりません。

viewpoint-nongkhiaw

2. パートーク洞窟

橋の東側からあるいてすぐの場所にあるパートーク洞窟は、ラオス内戦中(1953年 – 1975年)に現ラオス政府側の軍の拠点として使用されていました。洞窟の入口にあるコンクリート製の階段には、爆撃の跡が今も残されています。洞窟はまたシェルターとしての重要な役割も果たしており、8年間、300人以上もの地元の人々が避難生活を送っていました。洞窟内部は、病院、軍、警察の3つのエリアに分けられていました。現在では当時の様子をわずかに伺い知ることができるのみですが、洞窟内のロープで封鎖されたエリアには、1968年の戦時中に、当時のルアンパバーン県知事が難民を捜索したと言われる場所が残されています。

3.ウー川のほとりでディナー

夕日を楽しむなら、橋の東側のサプーン村へ。ウー川のほとりには、ラオス料理、西洋料理、インド料理などが味わえるレストランが軒を連ねています。橋の西側にあるDelilahレストランは、バノフィーパイなどのデザートメニューが人気です。

2日目

4. 絶景ポイントで朝日を眺める

1~1.5時間ほどの険しい坂道を登ると、息をのむような絶景が広がります。山々が360度視界に広がるパノラマの景色は、一見の価値あり。特におすすめなのが日の出の時間帯。9月~2月は、運がよければ雲海を見ることもできます。

5. ウー川のボート旅

早朝に絶景を堪能した後は、ボートでムアンゴイ(ゴイ村)へ移動。船上からの景色はとってものどか。川沿いには見上げるように大きな山々が立ち並び、川岸では水牛が水浴びをしたり、村で暮らす人々が魚を採っています。
ボートは、パブリックボートが午前11時~午後2時まで毎日運行しています(予約不要)。また時間外でも、個人でチャーター便が利用できます。

6. ソプコーン村/モーク滝

チャーター便を利用している場合は、ムアンゴイへ向かう途中で、ソプコーン村に立ち寄りモーク滝まで足を運んでみて下さい。ソプコーン村は人口わずか400人のカム族の村。村に入って突き当りを右に進むと、滝へ入るためのチケット売場の看板が見えてきます。村の人々は英語をそれほど話せませんが、親切に道案内をしてくれるでしょう。道中には稲作を行う田園地帯や、緑が生い茂るジャングル地帯などがあり、約45分のトレッキングも飽きさせません。※雨季にこの村を訪問する場合は、泥道に注意してください。商店などがないためお水を持参してください。

7. ムアンゴイ

ムアンゴイは昔ながらの生活が営まれている村。ノンキャウからの陸路は細い砂利道しかなく、現在でも旅行者は船で行くことしかできない陸の孤島になっています。村には車の往来はなく、自転車や稲作用トラクターで人々は移動していて、のどかな風景が広がっています。ハンモックに寝転がり、何もせず、心と身体を休める。そんなまったりとした時間を過ごすのに最適な場所です。
ムアンゴイでは何もせずに川沿いでくつろいだり、稲作地帯を散歩するのが人気ですが、その他にも山岳民族の村へトレッキングをしたり、川でカヤックを楽しんだりすることもできます。

3日目

8.ナー村/カーン洞窟

ムアンゴイの中心地から約30分ほどトレッキングすると、ナー村に到着。道中は放し飼いされている水牛たちに出会うことが出来るかもしれません。カーン洞窟は内戦時にシェルターとして使用されていた場所で、地元の人からは聖なる場所として崇められいます。洞窟へ足を運んだ後は、洞窟の前の川に架かる小さな竹橋を渡って対岸へ。そこには、どこまでも広がる緑豊かな水田地帯が。撮影には絶好のスポットになっています。また、川沿いにはテーブルとベンチが設置されているので、軽食を持参してピクニックを楽しむのもおすすめです。

9. ソップチェーム村

ムアンゴイ村からボートで約20分。ソップチェーム村は、緑生い茂る山々に囲まれた小さなカム族の村。人々は竹や木の枝を使った伝統的な家屋に住み、軒先では女性が機織りをして、男性は川で魚を採って、昔ながらの暮らしを営んでいます。通りでは、手作りのおもちゃで遊ぶ子ども達に出会うことができるでしょう。
※この村ではホームステイを体験することもできます。

アクセス

ノンキャウ、ムアンゴイへのアクセス

ノンキャウまでは車で約3時間。ミニバスか大型バスの2種類が利用できます。
※2017年9月現在。最新情報は現地のツーリストインフォメーションセンター、バス停でご確認ください。

 

◆ルアンパバーン発 ノンキャウ行    

ミニバス    9:30

大型バス    9:00, 11:00

 

◆ノンキャウ発 ルアンパバーン行

ミニバス    9:00,11:00,14:00

 

ノンキャウ・ツーリストインフォメーションセンター

 

営業時間:月~金 8:00-11:30、13:30-16:00

上部へスクロール